欠陥住宅を購入してしまった時の対処

2023/09/12

お悩みさん

29歳男性です。
最近、新築を購入したのですが、住み始めて少し経ち、子供部屋の一部の床が傾いていることに気づきました。
その事を売主に連絡し調査の依頼をしたんですが、なかなか動いてくれずこのままうやむやにされる可能性があって不安です。
生活できないレベルではないですが、今後のことを考えると一度見てもらいたいと思っています。
どうすればいいでしょうか。

弁護士

それは不安ですね。
一生住むものになるので欠陥の有無も含めしっかりと対策していきましょう。

欠陥住宅か否かを判断するために

弁護士

まず、対象箇所が本当に欠陥なのか、仮に欠陥があるとしたらどの程度のものなのか、を証明しないといけません。
その為には調査を依頼する必要があるのですが依頼方法としては2つあります。

1つ目はご自身で調査会社を手配して調査をする方法。
この場合ですと費用をまずご自身で用意していただく必要があります。
2つ目は売主に調査するように申し出をすること。
ただ今回のケースですと、既に申し出をしているが相手方が対応してくれないとの事ですから、その場合は弁護士から代理で調査の依頼をすることも可能です。

お悩みさん

そうなんですね。
明らかに凹んでいて軋む音もするので欠陥だと思っています。
もし欠陥住宅と判断された場合には修繕は勿論の事、代金の減額などはできるのでしょうか。

欠陥住宅と判断された場合

弁護士

まず、欠陥住宅と判断された場合にはどの程度の欠陥なのかによって対応が変わってきます。
軽微な欠陥であれば修繕工事をすることになります。その際にかかる修繕費用や、修繕工事中に住宅に住めない場合にはホテルに宿泊した際のホテル代などの費用を請求する事は可能です。ただし、物件代金の減額については、修繕で欠陥部分が解消されれば、物件価値が下がっていないと判断されるので減額はできないでしょう。
もし、欠陥が重大で修繕が不可能なものや修繕に多額の費用がかかるもの(例えば地盤沈下によるもの)であれば、修繕工事ではなく代金の減額や契約解除などの話になるかと思います。

お悩みさん

ありがとうございます。
まずは調査してもらわない事には何とも言えないって事ですね。
でも今回調査の依頼自体も弁護士さんに代理でお願いできる事は知れたので助かりました。
お世話になるかも知れませんのでその時は宜しくお願い致します。

弁護士

いえ、とんでもございません。
今回のケースですと既に調査依頼をしていてそれでもなかなか連絡が無いとの事ですので慎重に対応していく必要がありそうですね。
ご自身だけで解決しようとせず、まずは弁護士に気軽にご相談ください。

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